「ホームページが古くなってきたから、そろそろリニューアルしたほうがいいのかな?」
何年かホームページを使っていると、こんなことを考える時期が来ると思います。
デザインが少し昔っぽく見える。
スマホで見ると使いにくい。
内容も今の事業と少し合わなくなってきた。
他社のホームページを見ると、自分のところが急に古く見えてきたりもします(笑)
そうなると、
「もう全部作り直したほうがいいのでは?」
と思うかもしれません。
でも僕は、古くなったという理由だけで、いきなり全面リニューアルする必要はないと思っています。
今のホームページに良いところが残っているなら、そこを活かしながら改善したほうがいい場合もあります。
反対に、部分的な修正を繰り返すより、一度作り直したほうが早いケースもあります。
大切なのは、
「古いか新しいか」ではなく、「今のホームページで目的を達成できるか」
を見ることです。
今回は、ホームページをリニューアルするか迷ったときに、まず確認してほしいことをご紹介します。
古いからという理由だけで、作り直す必要はありません

ホームページにも流行があります。
少し前までよく見たデザインが、数年たつと古く感じることもあります。
でも、
古く見える=使えない
ではありません。
例えば、見た目は少し古くても、
検索から人が来ている。
よく読まれているページがある。
問い合わせも発生している。
お客さまに必要な情報も揃っている。
そんなホームページなら、全部捨ててしまうのはもったいないです。
しっかり機能してるからです。
逆に、すごく今風でおしゃれなホームページでも、
何をしている会社か分からない。
サービスの内容が伝わらない。
問い合わせにつながらない。
のであれば、集客の面では問題があります。
つまり、
ホームページの価値は、見た目の新しさだけでは決まりません。
もちろんデザインも大切です。
あまりにも古く見えることで、
「この会社、今も営業しているのかな?」
と思われてしまうならそれは問題ですが。
ここで言いたいのは、
デザインの優れたホームページ=成果につながるホームページ
にはならないということです。
まずは、
今のホームページの何が問題なのか
を見つけるところから始めましょう。
今のホームページを改善すれば十分なケース

では、どんな場合なら全面リニューアルまでしなくてもいいのでしょうか。
具体的には、ホームページ自体は問題なく動いていて、
サービス内容も今の事業と大きくズレていない。
アクセスもある。
検索でもある程度見つけてもらえている。
ただ、
「問い合わせまでの流れが分かりにくい」
「料金が載っていない」
「実績が古い」
といった一部分に問題がある。
こういうケースなら、まずはそこを直してみる価値があります。
例えば問い合わせボタンの位置を見直す。
サービスページを書き直す。
実績を追加する。
代表者の情報を増やす。
トップページの最初の部分だけ見直す。
動画を取り入れてみる。
これだけでも結果が大きく変わることは十分あります。
ホームページは、大きなビルなどの建築物のように一度建ててしまったら簡単には作り変えられないものとは違います。
必要な場所だけ少しずつ改善できるのがWebの良いところです。
特に、すでにアクセスを集めているページがある場合は慎重に考えたいところです。
そのページが検索から毎月人を連れてきてくれているなら、それはホームページの中にすでにある資産です。
全部作り直すことで、そうした良い部分まで失ってしまう可能性があります。
(↑これをしてしまうケースってけっこうあります)
だから僕は、
リニューアルを考える前に、「今あるものの中で使えるものは何か?」を見ることが大切
だと思っています。
全面リニューアルを考えたほうがいいケース

一方で、
「これは部分修正より、作り直したほうがいいな」
というケースもあります。
例えば、何年も事業内容を更新しておらず、今やっているサービスとホームページの内容が大きく違っている場合なんてそうです。
読んだお客さまが、
「今は何をやっている会社なの?」
となってしまうなら、かなり大きな問題です。ホームページが、本来の役目を果たせていない状態です。
スマホでまともに見られない場合も、優先度は高くなります。
今はスマホからホームページを見る人が多いので、文字が小さすぎたり、ボタンが押しづらかったりすると、それだけで見てもらいにくくなります。
このスマホ対応についてはまだできていない事業者さんも多いと思います。
今は、想像している以上にスマホで見やすくすることがめちゃめちゃ大事です。
ほかにも、
ページを追加しようとしても構造が複雑すぎて触れない。
更新のたびに制作会社へ依頼しないと何もできない。
昔の仕組みのままで、管理やセキュリティ面に不安がある。
といった場合は、今後の運用まで考えて作り直したほうが楽になることがあります。
つまり全面リニューアルを考えたいのは、
「見た目が古いから」ではなく、「今のホームページの土台そのものが、今後やりたいことに合わなくなっているとき」
です。
修正を重ねても根本的に使いにくいなら、作り直す意味が出てきます。
デザインより先に確認したいこと

リニューアルというと、最初に考えやすいのがデザインです。
「こんなサイトみたいな見た目にしたい」
「パッとみたときにかっこいい映像をみせたい」
「おしゃれにしたい」
もちろん、これも悪いことではありません。
でも僕なら、その前に一つ確認します。
「そもそも、何を改善したくてリニューアルしたいのですか?」
です。
問い合わせを増やしたいのか。
新しいサービスをきちんと伝えたいのか。
採用を強くしたいのか。
今までとは違うお客さまに来てほしいのか。
ホームページを自分たちで更新できるようにしたいのか。
目的によって、作るべきホームページは変わります。
例えば問い合わせを増やしたいのに、
色。
フォント。
写真。
そういったデザイン(見た目)の部分に注力しても、問い合わせが増えるとは限りません。
サービスの説明や導線に問題があるなら、そこを直さないといけません。
だからリニューアルでは、
「どんなデザインにするか?」より先に、「何を良くしたいのか?」
を決めます。
ここが曖昧なまま制作を始めると、
完成したときに、
「きれいにはなったけど、何が変わったんだろう?」
となりやすいんです。
ホームページから問い合わせが来ない原因|まず確認したい6つのポイント
リニューアル前に「残すもの」と「変えるもの」を整理する

全面リニューアルをすると決めたとしても、
今のホームページを全部捨てる必要はありません。
ここは本当に大切です。
長く運営しているホームページには、
自分では気づいていない資産が残っていることは多いです。
■何年も検索からアクセスを集め続けている記事。
■お客さまからよく見られているページ。
■問い合わせにつながっているサービスページ。
■昔から使っていて認知されているURL。
こうしたものです。
反対に、
もう提供していないサービス。
古くなった料金。
今の事業とは合わない文章。
ほとんど見られていないページ。
は、見直す対象になります。
だから作り直す前に、
「残すもの」
「直すもの」
「なくすもの」
を一度整理します。
全部新しくすることがリニューアルではありません。
今ある資産を活かしながら、今の事業に合わせて組み直す。
僕はそのほうが、ずっと合理的だと思います。
特に検索からアクセスがあるホームページの場合は、URLを変えたりページを削除したりするときにも注意が必要です。
ここを何も考えずに全部入れ替えてしまうと、
「リニューアルしたらアクセスが減った」
ということにもなりかねません。
リニューアルした結果、以前よりお問い合わせや注文が減ってしまったら本末転倒です。
作り直す目的を決めてから制作する

リニューアルをするなら、
始める前にできるだけ具体的な目的を決めておきます。
ただ、
「売上を上げたい」
だけでは、少し広すぎます。
具体例をだすと、
今まで問い合わせが月1件だったので、まずは問い合わせにつながる導線を改善する。
新しいサービスを始めたので、それを分かりやすく伝えられる構成にする。
検索から来た人が次に何を見ればいいか分かるようにする。
自分たちで実績や記事を更新できる状態にする。
ここまで具体的になると、何を作ればいいかがかなり見えてきます。
そして制作途中でも、
「この変更は、その目的に必要なのか?」
と判断できます。
逆に目的がないと、
「なんとなくこの写真のほうが良さそう」
「こっちの色のほうがおしゃれ」
と、好みの話だけになりやすいです。
デザインを決めることも大事です。
でもデザインは、
目的を達成するための手段の一つ
です。
ホームページそのものも同じです。
作ることが目的ではありません。
リニューアルしたからといって、急に集客できるとは限りません

ここも先にお伝えしておきたいところです。
ホームページを新しくすると、
なんとなく、
「これで問い合わせも増えるはず」
という気持ちになります。
その気持ちは僕もとっても分かります(笑)
新しいホームページはきれいですし、公開するとかなり期待しますよね。
そんななか、ちょっと残念なことを言うようですが、
ホームページを作り直しただけで、突然たくさんの人が訪れるようになるわけではありません。
検索。
Googleマップ。
SNS。
YouTube。
広告。
紹介。
何らかの方法でホームページを見つけてもらう必要があります。
つまり、
リニューアルは集客そのものではなく、集客した人を受け止める場所を整えること
でもあります。
もちろん、サイト構造や内容を改善した結果、検索から見つけてもらいやすくなることはあります。
それでも、
「新しくしたから自動的に集客できる」
とは考えないようにしましょう。
なぜなら、
ホームページは作ったあとに育てることが重要
だからです。
ホームページを作ったあと、どう見つけてもらうのか。
そして来てもらったあと、どう改善していくのか。
そこまで考えておいたほうが、リニューアルを無駄にしにくくなります。
ホームページから集客する方法|小さな事業者が最初に考えること
迷ったら、まず今のサイトでどこまで改善できるかを見る

「部分的に直したほうがいいのか」
「全部作り直したほうがいいのか」
改善したいと思った時、どうすべきか迷うかもしれません。
そんなときは、
まず今のホームページで改善できるところがないか
を見てみてください。
トップページの文章を変えたらどうなるか。
サービスページを整理したらどうか。
問い合わせまでの流れを分かりやすくしたらどうか。
実績を増やしたらどうか。
これだけで解決するなら、全面リニューアルを急ぐ必要はありません。
反対に、
少し直そうとするたびに別の問題が出てくる。
ページ構造そのものが今の事業と合っていない。
スマホ対応や更新性など、土台から問題がある。
という状態なら、作り直すタイミングかもしれません。
僕が大切だと思うのは、
「作り直すか、作り直さないか」から考えないこと
です。
先に、
「今、何に困っているのか?」
を整理する。
そこから考えれば、
部分改善でいいのか。
リニューアルが必要なのか。
リニューアルを考えるときの確認ポイント

最後に、今のホームページを見ながら確認してみてください。
事業内容とホームページの内容は合っていますか?
今やっているサービスがきちんと伝わっているか。
スマホでも問題なく使えますか?
文字やボタン、ページ構成が見づらくなっていないか。
今でも役に立っているページはありますか?
アクセスや問い合わせにつながっているページまで消そうとしていないか。
部分的な改善で解決できそうですか?
文章や導線を直すだけで良くなる可能性はないか。
リニューアルする目的は決まっていますか?
「古いから」だけが理由になっていないか。
このあたりを整理すると、
今すぐ作り直すべきなのか、
もう少し今のホームページを改善したほうがいいのか、
判断しやすくなると思います。
この記事のまとめ

ホームページが古くなってきても、
すぐに全面リニューアルする必要があるとは限りません。
まず見るのは、
今のホームページで何がうまくいっていて、
どこに問題があるのかです。
使えるものは残す。
直せるところは直す。
そして土台そのものが今の事業に合わなくなっているなら、リニューアルを考える。
一番避けたいのは、
「なんとなく古いから」
という理由だけで全部作り直して、
せっかく今まで積み上げてきたものまでなくしてしまうことです。
リニューアルも、
目的から逆算して必要かどうかを決める。
これが大切だと思います。
公開後のホームページを改善する方法について
全面リニューアルをしなくても、今あるホームページを少しずつ改善する方法はあります。
アクセスや読まれているページを確認しながら改善していく考え方については、
「ホームページ公開後の改善|集客につなげるために見るべきこと」
で詳しくご紹介します。
問い合わせが来ない原因から確認したい方へ
「そもそも今のホームページの何が問題なのか分からない」
という場合は、
「ホームページから問い合わせが来ない原因|まず確認したい6つのポイント」
から確認してみてください。
ホームページ集客全体から確認したい方へ
ホームページ集客全体の考え方については、
「ホームページから集客する方法|小さな事業者が最初に考えること」
でまとめています。
リニューアルするべきか迷っている方へ
全面的に作り直すべきなのか。
今のホームページを改善すればいいのか。
これは実際のページを見ないと判断しづらいことがあります。
自分だけでは判断しにくい場合は、今のホームページを見ながら一緒に整理します。
作り直すことを前提にはしません。
必要なこと、今は必要ないことも含めて整理しますので、お気軽にご相談ください。
