ホームページから集客する方法|小さな事業者が最初に考えること

「ホームページを作ったのに、ほとんど問い合わせが来ない」

「SNSもやったほうがいいのか、Google検索なのか、何から始めればいいのか分からない」

そんな悩みを持つ事業者の方は、少なくないと思います。

この記事では、Webに詳しくない事業者の方にも分かるように、ホームページから集客するためには何を、どんな順番で考えればいいのかをご紹介しますね。

ホームページ集客の流れを表した図解

僕自身も20年以上にわたりネット通販事業をやってきましたが、長い間そうでした。

商品をもっと良くする。

写真をきれいに撮る。

ホームページを少しずつ直す。

自分では、やるべきことはしっかりとやっているつもりだったんですよね。

その時は本当に一生懸命に、それらの改善などに取り組んでいました。

それでも、なぜか売上は伸びなかったんです。

「なんでこんなにやってるのに売れないんだ!」

心の叫びをあげたこともあります。

でも今振り返ると、当時の僕には大切なことが抜けていたんです。

どれだけ良い商品やサービスがあっても、その存在を知ってもらえなければ、お客さまには届かない。

言われれば当たり前のことですが、そこに気づくまでに長い時間がかかりました。

そしてそこに気づいてから、約3年間、自分の商売でWebを使った集客を試し続けました。

検索。

ホームページ。

動画。

ページの改善。

自分のお店の存在を多くの方に知ってもらうためのことを、3年間かけて学び、徹底的に試行錯誤していきました。

その経験から今感じているのは、

ホームページ集客は、難しい技術や専門知識がなければできないものではない、ということです。

むしろ本質はシンプルでした。

まずは、

誰に来てほしいのか。

その人は何を知りたいのか。

そして、その人のために答えを発信する。

この順番で考えることが本質だったんです。

ホームページ集客は、この5つで考えると分かりやすい

ホームページ集客の5つの流れを示す図解

最初に全体像をご紹介します。

ホームページから集客するには、大きく5つの段階があります。

1.知ってもらう

Google検索、Googleマップ、SNS、動画などから存在を知ってもらう。

↓

2.伝える

誰向けのサービスなのか、何ができるのかをホームページで伝える。

↓

3.安心してもらう

料金、実績、依頼の流れ、誰がやっているのかなど、不安を減らす。

↓

4.行動してもらう

問い合わせ、予約、購入など、次の行動につなげる。

↓

5.改善する

実際の数字を見ながら、分かりにくいところや成果につながっていないところを直す。

ホームページは、作っただけで集客が完成するわけではありません。

ホームページは、お客さまに見つけてもらい、興味を持ってもらったあとに、その人を受け止める大切な場所です。

僕は、この5つを順番に整えていくことが、ホームページ集客の基本だと考えています。

1.最初に「誰に来てほしいのか」を決める

ホームページに来てほしい対象を絞り込むイメージ

ホームページを改善するとき、いきなりデザインや文章から考えたくなるかもしれません。

でも、その前に必ず決めておかなくてはならないことがあります。

「誰に来てほしいのか?」

です。

例えば眼鏡を販売しているからといって、

「眼鏡が欲しい人」

だけでは、まだ広すぎます。

例えば、

最近見えづらさを感じていて、きちんと検査を受けたうえで、自分に合う眼鏡を作りたい高齢者

まで考えれば、伝える内容が変わってきます。

家事代行でも同じです。

「家事を頼みたい人」

ではなく、

仕事や育児で時間がなく、定期的に掃除をお願いしたい人

なのかもしれません。

誰に来てほしいのかが決まることによってはじめて、

  • その人に向けて何を書くのか?
  • その人に向けてどんな写真を使うのか?
  • その人に向けてどんなサービスを目立たせるのか?
  • その人が来てくれるために、どこから集客するのか?

こういったことがすべて決まります。

旅行にたとえれば、旅行先のようなものです。

旅行先が決まっていなければ、どんな手段でどこへ向かっていいか、何も決まりませんよね。

だから僕は、集客方法を考える前に、まず「誰のためのホームページなのか」を決めることが大切だと思っています。

2.その人が「何を知りたいのか」を考える

お客さまが知りたい情報や不安を考えるイメージ

次に考えるのは、

その人はホームページで何を知りたいのか?

です。

ここは、売る側と買う側で大きくズレやすいところです。

ここは、本当に大切です。

売る側は、

「この商品はこんなに優れています」

「うちにはこんな技術があります」

「こんなに長く営業しています」

「うちのスタッフを紹介します」

と、自分たちの良さを伝えたくなります。

もちろん、それも大切です。

大切なんですが、お客さまが最初に知りたいのは、

「自分にも合うの?」

「いくらかかるの?」

「失敗しない?」

「誰が対応してくれるの?」

「頼んだらどうなるの?」

といったことかもしれません。

僕自身、自分のネット通販の商品ページを改善したとき、この考え方に大きく切り替えました。

商品の良さをさらに説明するのではなく、

「買う前に、お客さまは何を不安に感じるのか」

「お客さまは何が分からず、何を知りたいのだろうか」

を徹底的に考えたんです。

そして、その疑問や不安に先回りして答えるようにページを作り直しました。

商品そのものは変えていません。

変えたのは、何を、どんな順番で伝えるかです。

ホームページでも同じです。

こちらが伝えたいことから考えるのではなく、お客さまが知りたいことから考える。

それによってお客さまに、

「このホームページは自分にとって役立つ!」

と思ってもらい、そこで信頼を築くことができるんです。

その時点ではじめて、自分たちの良さを伝えることが効果的になるんですね。

3.ホームページという「受け皿」を整える

ホームページに必要な情報を整理するイメージ

誰に来てほしいのか。

その人が何を知りたいのか。

そこまで決まったら、ホームページの内容を整えます。

例えば、次のような情報です。

  • どんな人向けのサービスなのか
  • 何をしてくれるのか
  • 他との違い
  • 料金
  • 実績や事例
  • 誰が対応するのか
  • 依頼するとどう進むのか
  • どうやって問い合わせればいいのか

ただし、これらを全部トップページに詰め込む必要はありません。

それぞれのページに役割を持たせればいいんです。

トップページ

まずは全体像を知ってもらう。

サービス・料金

何を頼めて、いくらくらいかかるのかを知ってもらう。

実績・事例

本当に任せても大丈夫なのかを判断してもらう。

代表について

どんな人が仕事をするのか知ってもらう。

無料相談

実際に相談する。

このように役割を分ければ、ホームページ全体で一つの流れを作れます。

大切なのは、

「ホームページに何を書くか」ではなく、「お客さまが判断するために何が必要か」

という考え方です。

詳しくは、次の記事でそれぞれ掘り下げます。

4.ホームページを整えたら「どうやって見つけてもらうか」を考える

検索や動画などからホームページへ集客するイメージ

ここで初めて、集客方法を考えます。

ホームページを作っても、それだけでは存在を知られていません。

そのため、お客さまに見つけてもらう入口が必要です。

代表的な方法を簡単にご紹介します。

Google検索

何かに困っている人が、自分から調べているところへ情報を届ける方法です。

例えば、

「上尾市 ホームページ制作」

「ホームページ 問い合わせ 来ない」

など。

検索している時点で、そのことに関心がある人が多いのが特徴です。

Google検索で見つけてもらうための取り組みを、専門用語ではSEO対策と呼びます。

※最近ではAIに聞く人も増えてきましたので、AIに紹介されるための取り組みも日増しに大切になってきています。

Googleマップ

地域のお店やサービスと相性がいい方法です。

美容室、飲食店、整体、家事代行など、

「近くでお願いできるところを探したい」

という人に見つけてもらう方法です。

みなさんも、例えば美味しいお店を探したらGoogleマップに出てきたお店の写真やレビューを見て、行くかどうか決めることも多いですよね。

SNS

Instagram、Threads、X、TikTokなどです。

Google検索とは違い、

まだ積極的にサービスを探していない人にも知ってもらえる

という特徴があります。

お店や事業の存在を知ってもらう入口になることも多いですね。

また、日頃から発信を続けることで、人柄や考え方も伝えられます。

YouTube・動画

文章や写真だけでは伝わりにくい、

  • 人柄
  • 専門知識
  • 商品の使い方
  • サービスの内容

などを伝えるのに向いています。

僕自身もYouTubeを続けてきましたが、動画では特に、

「自分が何を話したいか」ではなく、「お客さまが観たい内容を観たいかたちで届ける」

ことを最優先に動画をつくっています。

広告

費用を使って、必要な人に早く見てもらう方法です。

比較的早く結果を確認しやすい一方で、広告費が継続的に必要になる場合があります。

※ここでは、それぞれの詳しい方法までは説明しません。

今後あらためて、

Google検索・SEO

Googleマップ・地域集客

SNS集客

動画・YouTube集客

のコラムで詳しくご紹介します。

5.全部やる必要はありません

複数の集客方法から優先する方法を選ぶイメージ

ここまで読むと、

「Google検索もやって、SNSもやって、YouTubeもやらなければいけないの?」

と思うかもしれません。

そんなことはありません。

というか無理です。

むしろ僕は、全部を同時に始めないほうがいいと考えています。

事業によって、向いている方法は違うからです。

例えば地域の美容室なら、まずGoogleマップを整えることが効果的かもしれません。

全国へ商品を販売しているネット通販なら、Google検索やYouTubeとの相性がいいかもしれません。

すでにホームページへの訪問者が多いのであれば、新しい集客方法を増やす前に、ホームページを改善したほうが結果につながる場合もあります。

つまり、

「今、何をやることが一番効果的なのか」

を考えることが大切なんです。

SNSも。

SEOも。

YouTubeも。

流行っているからという理由だけで、全部やる必要はありません。

BackWorkDesignでも、必要がないと思えば、

「今はやらなくても大丈夫です」

とお伝えしたいと考えています。

6.問い合わせまでの流れを分かりやすくする

ホームページから問い合わせまでの流れを示す図解

ホームページを見てもらえても、それだけでは売上にはなりません。

最後に、

「次に何をすればいいのか」

が分かる必要があります。

例えば、

  • 問い合わせフォーム
  • 電話
  • LINE
  • 予約
  • 商品購入

などです。

ここで大切なのは、ボタンをたくさん置くことではありません。

お客さまが、

「この人なら相談しても大丈夫そう」

と思ったときに、迷わず行動できることです。

ここは、本当に大切です。

例えば料金が分からない。

依頼後の流れも分からない。

誰が対応するかも分からない。

その状態で、

「今すぐお問い合わせください!」

と言われても……それは無理がありますよね。

まず必要な情報を伝える。

↓

安心してもらう。

↓

そのうえで相談できる場所を用意する。

この順番が大切です。

こうした問い合わせや購入につなげる案内を、WebではCTAと呼びます。

要するに、

「読んだあと、次にどうすればいいのかを分かりやすくする」

ということです。

詳しい作り方は、

で掘り下げます。

7.ホームページは、公開したあとが大切です

アクセス解析と改善を繰り返すイメージ

ホームページは、一度作ったら完成ではありません。

むしろスタートです。

僕自身、自分の事業でも何度もページを直しています。

例えば、

  • どのページがよく見られているのか
  • Google検索から来ているのか
  • 商品は見られているのに購入されていないのか
  • 問い合わせにつながっているのか

などを分析します。

詳細な分析ができるのもホームページのメリットです。

そしたら、そのメリットは最大限に活かすべきです。

そして、

「ここを変えたら、もっと分かりやすくなるのでは?」

と考えて直します。

その結果を見る。

また直す。

この繰り返しです。

僕は、

考える → 試す → 数字を見る → 改善する

という流れをとても大切にしています。

一度で正解を当てる必要はありません。

実際のお客さまの反応を見ながら、少しずつ良くしていけばいいんです。

ここはすごく大切なので、詳しくは、

でご紹介します。

8.ホームページ集客でよくある5つの失敗

ホームページ集客で起こりやすい問題を整理するイメージ

ここまでの内容を、よくある失敗として整理してみます。

1.ホームページを作れば見てもらえると思っている

公開しただけでは、その存在を知ってもらえません。

Google検索、Googleマップ、SNS、動画など、見つけてもらう入口が必要です。

2.自分たちが言いたいことばかり書いている

商品の特徴や会社の強みだけではなく、

お客さまは何を知りたいのか

を考えます。

3.いろいろな集客方法に手を出しすぎる

SNS、YouTube、SEO、広告。

全部を同時に始める必要はありません。

すべて中途半端になったり、途中で更新をやめてしまっては元も子もありません。

今の事業に必要なものから優先的に始めます。

4.問い合わせまでの流れが分かりにくい

興味を持っても、

「料金は?」

「どうやって申し込むの?」

「相談だけでもいいの?」

が分からなければ、そこで離れてしまうことがあります。

ホームページ内で迷うと、そのままページを閉じてしまう人もいます。

5.公開したあと何も変えない

ホームページは、実際の数字やお客さまの反応を見ながら改善していくものです。

作った次の日には1日古くなっていると考えてください。

日々ニーズに合わせて変えたり、育てていくことが重要です。

とはいえ、毎日更新・改善すべきというわけではありません。

日々の本業でそれは難しいですよね。

あくまで考え方として、そのようにとらえておくことが大事ということです。

9.まずは、この6つを確認してみてください

ホームページ集客の6項目を確認するチェックリストのイメージ

難しく考える必要はありません。

ご自身のホームページを開きながら、次の6つを確認してみてください。

STEP 1 誰に来てほしいですか?

「誰でも」ではなく、できるだけ具体的に考えてみてください。

STEP 2 その人は何を知りたいですか?

料金、サービス内容、実績、ノウハウ、安心できる理由など、相手の立場で考えます。

STEP 3 その答えはホームページにありますか?

知りたい情報がなければ、追加します。

STEP 4 どうやってホームページを見つけてもらいますか?

Google検索、Googleマップ、SNS、動画などから考えます。

STEP 5 問い合わせ方法は分かりやすいですか?

興味を持った人が、迷わず次の行動へ進めるか確認します。

STEP 6 公開後の数字を見ていますか?

作ったままにせず、反応を見て改善します。

この6つのうち、どこか一つでも弱いところがあれば、そこから改善してみてください。

この記事のまとめ

ホームページ集客で大切なのは、いきなりSEOやSNSを始めることではありません。

まず、

誰に来てほしいのか。

そして、

その人は何を知りたいのか。

を考えます。

その答えをホームページという受け皿に用意し、Google検索やGoogleマップ、SNS、動画など、自分の事業に合った方法で見つけてもらう。

必要な情報をきちんと伝えて安心してもらい、問い合わせや購入へ迷わず進めるようにする。

そして公開後は数字を見ながら改善する。

僕が考えるホームページ集客は、この繰り返しです。

全部を一度にやる必要はありません。

今のホームページで、まずどこを改善すればいいのか。

そこから一つずつ考えてみてください。

ホームページ集客について、さらに詳しく知りたい方へ

この記事では、ホームページ集客の全体像をご紹介しました。

それぞれについては、こちらの記事で詳しくご紹介します。

この記事を書いた人

BackWorkDesign代表 石井友浩

BackWorkDesign 代表

20年以上、自分でネット通販事業を運営しながら、ホームページ制作や改善にも取り組んできました。

思うように売上が伸びなかった経験から、約3年間、自分の事業を使って検索・ホームページ・動画などによるWeb集客を徹底的に試行錯誤。

現在は、自分の事業で実際に試してきた経験をもとに、小さな事業者のホームページや集客の改善をお手伝いしています。

自分のホームページの場合は、どこから直せばいい?

ホームページから集客できない理由は、事業によって違います。

そもそも見つけてもらえていないのか。

見られているけれど、内容が伝わっていないのか。

必要な情報は伝わっているけれど、問い合わせまでの流れに問題があるのか。

原因によって、やるべきことも変わります。

自分だけでは判断しづらい場合は、僕が今のホームページを見ながら一緒に整理します。

最初から、

「ホームページを作り直す」

と決めていただく必要はありません。

今の状態を見て、

「まず何を改善するのがいいのか」

そこから一緒に考えましょう。

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