「ホームページを作ったのに、問い合わせがほとんど来ない」
「それなりに見た目も整えているのに、なぜ反応がないのか分からない」
そんな悩みを持つ事業者の方は少なくないと思います。
僕もそうでした。
そこで本当に長い時間、苦労したのでそのお気持ちとても分かります。
ホームページから問い合わせが来ないと、
「デザインが悪いのかな?」
「もっとSEOをやったほうがいいのかな?」
「SNSを始めたほうがいいのかな?」
と、いろいろなことが気になってきますよね。
でも、いきなり何か新しいことを始める前に、まず確認したいことがあります。
ホームページから問い合わせが来ない原因は、大きく分けると次の6つです。
- そもそもホームページを見つけてもらえていない
- 誰のためのホームページなのか分かりにくい
- お客さまが知りたい情報が足りない
- 「ここに頼みたい!」と思ってもらえる安心材料が足りない
- 問い合わせまでの流れが分かりにくい
- 公開したあと、数字を見て改善していない
けっこう見るべきところありますよね(汗)
そこで大切なのは、全部を一度に直そうとしないことです。
まず、
「自分のホームページは、どこで止まっているのか?」
を見つけましょう。
原因が分かれば、次にやることもかなり見えやすくなりますので。
問い合わせが来ない原因は、大きく6つに分けて考える

ホームページから問い合わせが来るまでには、いくつかの段階があります。
まず存在を知ってもらう。
↓
ホームページを見てもらう。
↓
内容を読んでもらう。
↓
「ここなら相談しても大丈夫そう」と思ってもらう。
↓
問い合わせてもらう。
このうちどこか一つでも止まっていれば、問い合わせにはつながりません。
例えば、ホームページの内容がとても良くても、誰にも見られていなければ問い合わせは来ませんよね?
逆に、アクセスがたくさんあっても、
「何をしてくれる会社なのか分からない」
「料金が分からない」
「誰が対応するのか分からない」
という状態なら、やはり問い合わせにはつながりにくくなります。
だから僕は、問い合わせが来ないときに、
「もっとアクセスを増やそう」
と最初から決めつけないほうがいいと思っています。
穴のあいたバケツにいくら水を注いでも、バケツに水が溜まらないのと同じことになってしまいます。
ですので、まずはどの段階に問題があるのかを順番に確認しましょう。
ホームページから集客する方法|小さな事業者が最初に考えること
1.そもそもホームページを見つけてもらえていない

最初に確認したいのは、
「そもそもホームページを見てもらえているのか?」
です。
ホームページは、公開しただけではほとんどの人に存在を知られていません。
大きな海の上にできた、誰も知らない無人島のようなものです。
Google検索。
Googleマップ。
SNS。
YouTube。
広告。
既存のお客さまからの紹介。
そのため、こうした何らかの入口が必要になってきます。
例えば月に10人しかホームページへ来ていない状態なら、問い合わせが0件でも、それほど不思議じゃありませんよね?
一方で、毎月何百人、何千人と見に来ているのに問い合わせがまったくないのであれば、問題は別のところにある可能性が高くなります。
つまり、
「問い合わせがない」だけを見るのではなく、「その前に何人が見ているのか」も確認する必要があります。
ここを確認せずにホームページを作り直しても、そもそもの訪問者が少なければ結果は変わらないかもしれません。
逆にアクセスが十分あるなら、新しい集客方法を増やすよりも、今あるページを改善したほうが効果的な場合があります。
2.誰のためのホームページなのか分かりにくい

次に確認したいのは、
「誰に向けたホームページなのか、見た人に伝わっているか?」
です。
事業者側は、自分の商品やサービスをよく知っています。
そのため、
「見れば何をしている会社か分かるだろう」
と思ってしまいやすいんですね。
でも、初めてホームページを見た人は違います。
数秒見ただけで、
「これは自分に関係がある」
と思えなければ、そのまま離れてしまうことがあります。
例えば、
「幅広いお客さまに対応しています」
という表現は、一見すると間口が広くて良さそうです。
でも逆に、
「自分に向けて言われている感じがしない」
という状態にもなります。
僕も初期のころ自分の通販サイトで
「初心者の方からプロの方まで、幅広くご満足いただけます」
なんてアピールをしていたんですよね。いろんなお客さまを逃したくなかったのですが、結果的には【誰の心にも刺さらない内容】になっていたんです。
誰に来てほしいのかが決まると、
- どんな悩みを書くのか
- どんなサービスを目立たせるのか
- どんな実績を見せるのか
- どんな言葉を使うのか
が決まってきます。
それらをホームページに落とし込むことではじめて、
「あ、これは自分のためのサービスかもしれない」
と思ってもらえるようになるわけです。
3.お客さまが知りたい情報が足りない

ここは、僕自身も自分の事業で何度も感じてきたところです。
売る側は、どうしても
「自分たちが伝えたいこと」
を書きたくなります。
商品の特徴。
サービスへのこだわり。
技術力。
会社の歴史。
スタッフ紹介、などなど。
もちろん、それらも大切です。
でも、お客さまが最初に知りたいこととは限りません。
お客さまが最初に気にしているのは、
- 自分にも合うのか
- 何をしてもらえるのか
- いくらかかるのか
- どのくらい時間がかかるのか
- 失敗しないか
- 依頼したらどう進むのか
といったことかもしれません。
僕も自分のネット通販の商品ページを改善するとき、
「この商品の良さをもっと説明しよう」
ではなく、
「買う前のお客さまは、何が分からなくて不安なのか?」
を考えるようになってから、ページの作り方が大きく変わりました。
ホームページも同じです。
こちらが言いたいことを増やす前に、
お客さまが判断するために必要な情報が揃っているか
を確認してみてください。
サービスページで伝えるべきこと|お客さまが判断しやすいページの作り方
4.「ここに頼みたい」と思える安心材料が足りない

サービス内容が分かっただけでは、まだ問い合わせには進まないことがあります。
次に出てくるのが、
「本当にここへ頼んで大丈夫なの?」
という不安です。
特に初めて取引する会社や個人事業者の場合、この不安は大きくなります。
例えば、
- 実績や事例
- お客さまの声
- 代表者や担当者のプロフィール
- これまでの経験
- 仕事の進め方
- 料金
- 問い合わせ後の流れ
などがあると、判断しやすくなります。
逆に、サービスの説明は詳しいけれど、
「誰がやっているのか分からない」
「実績が分からない」
「申し込んだあと何が起こるのか分からない」
という状態では、最後の一歩を踏み出しにくくなります。
ご自身が何かを買ったり、誰かに仕事を依頼するときを想像すると分かりやすいです。「失敗したくない」って思いますよね。
特に小さな会社の場合、
会社そのものよりも「誰がやってくれるのか」
を見られることも多いです。
顔や考え方を伝えることも、立派な安心材料になります。
徹底的にお客さまの不安を取り除くこと。これ、とっても大事です。
5.問い合わせまでの流れが分かりにくい

ここまで問題がなくても、最後の問い合わせ部分で止まってしまうことがあります。
例えば、
「問い合わせボタンが見つからない」
「相談していい内容なのか分からない」
「いきなり契約になりそうで怖い」
「フォームの入力項目が多すぎる」
といったケースです。
ただし、ここで注意したいのは、
問い合わせボタンを増やせば解決するわけではない
ということです。
料金も分からない。
サービス内容もよく分からない。
実績も分からない。
その状態で、
「今すぐお問い合わせください」
というボタンだけ目立たせても、押してもらうのは難しいですよね(汗)
問い合わせは、
必要な情報を伝える
→ 安心してもらう
→ 次の行動を分かりやすくする
という順番が大切です。
問い合わせ導線の具体的な作り方については、別の記事で詳しくご紹介します。
ホームページの問い合わせを増やす導線の作り方|ボタンより先に見直したいこと
6.公開したあと、数字を見て改善していない

ホームページは、一度作れば完成というものではありません。
実際に公開すると、
「思っていたページが読まれていない」
「意外なページがよく見られている」
「アクセスはあるけれど問い合わせがない」
など、作る前には分からなかったことが見えてきます。
これはSNSやYouTubeでもそうなのですが、
狙って作ったコンテンツが意外と伸びない、みたいなこともあります(笑)。逆に、パッと出したコンテンツが「え?こんなに伸びてる!」なんてことはあるあるです。
だから公開後は、
- どこから来ているのか
- どのページが見られているのか
- どこまで読まれているのか
- 問い合わせにつながっているのか
などをしっかり確認します。
そして、
考える → 試す → 数字を見る → 改善する
を繰り返します。
僕の運営する通販サイトも、実は想定していなかったページが断トツでホームページへの入口になっていたんです。
それがわかった時点で、そのページをリニューアルしました。
一度で正解を当てる必要はありません。
僕自身も、自分のホームページや商品ページを何度も直してきました。
実際のお客さまの反応を詳細に見られることが、Webの大きなメリットです。
せっかく数字が取れるのであれば、それを使わないのはもったいないですよね?
ただし、毎日のように修正し続ける必要はありません。
本業がありますから、そんなことをしていたら大変です。
定期的に数字を見て、
「今、一番改善したほうがよさそうなのはどこか?」
を考えれば十分です。
まずは、この6つを確認してみてください

問い合わせが来ない場合は、いきなりホームページを作り直す前に、次の6つを確認してみてください。
1.ホームページを見てもらえていますか?
そもそもの訪問者が少なくないか。
2.誰向けのサービスか分かりますか?
初めて来た人が「自分に関係がある」と判断できるか。
3.お客さまが知りたい情報はありますか?
料金、サービス内容、実績、依頼の流れなどが揃っているか。
4.安心できる材料はありますか?
実績、人物、経験などが伝わっているか。
5.問い合わせ方法は分かりやすいですか?
迷わず次の行動へ進めるか。
6.公開後の数字を見ていますか?
作ったままになっていないか。
全部を一度に直す必要はありません。
この中で、
「ここが弱そうだな」
と思うところを一つ見つけるだけでも十分です。
そこから改善を始めてみてください。
この記事のまとめ

ホームページから問い合わせが来ないと、
「もっとアクセスを増やさないと」
「もっとデザインを良くしないと」
と考えたくなります。
でも、原因は事業によって違います。
大切なのは、
問い合わせが来ないという結果だけを見るのではなく、その手前のどこで止まっているのかを確認することです。
今回ご紹介した6つは、
- 見つけてもらえているか
- 誰向けか伝わっているか
- 知りたい情報があるか
- 安心材料があるか
- 問い合わせ導線が分かりやすいか
- 公開後に改善しているか
です。
まずはご自身のホームページを開きながら、一つずつ確認してみてください。
ホームページ集客の全体像から確認したい方へ
今回の記事では、「なぜ問い合わせが来ないのか」という原因に絞ってご紹介しました。
ホームページ集客全体の考え方については、
「ホームページから集客する方法|小さな事業者が最初に考えること」
で詳しくまとめています。
自分のホームページの場合、原因が分からない方へ
アクセスが足りないのか。
内容に問題があるのか。
問い合わせまでの流れなのか。
実際には、いくつかの原因が重なっていることもあります。
自分だけでは判断しづらい場合は、今のホームページを見ながら一緒に整理します。
最初から作り直すと決める必要はありません。
必要なこと、今は必要ないことも含めて整理しますので、お気軽にご相談ください。
